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【医師コメントつき】AGA治療の有効成分「デュタステリド」とは?効果・副作用・禁忌を解説

薄毛治療

進行性の脱毛症「AGA(男性型脱毛症)」は、薄毛の成人男性に多くみられる疾患です。AGAの治療には内服薬の使用が推奨されていますが、中でも有効成分「デュタステリド」配合の治療薬はAGAに対して有用であると認められています。

今回のAGAタイムスでは、AGA治療に効果的とされる有効成分デュタステリドの効果、副作用や禁忌などの注意点、個人輸入の危険性などについて詳しく解説していきます。

AGA(男性型脱毛症)とは

デュタステリドについての認識を深めるために、まずは“AGAはどのような疾患であるか”を確認しておきましょう。

AGAは成人男性に多くみられ、頭頂部や前頭部、生え際から徐々に薄毛が進行していく脱毛疾患です。発症には個人差があり、早い場合には20代から発症することもあります。近年発症機序が解明されてきたことから、治療が可能な薄毛として世間に広く認知されるようになってきました。

AGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる悪玉男性ホルモンが原因とされています。髪の毛は大きく分けて「成長期」「退行期」「休止期」からなるサイクルの中で生え変わっていますが、このヘアサイクル(※1)の中でも最も長い期間を有する成長期は通常1000日~2000日といわれています。しかし、DHTがヘアサイクルに影響を与えることで成長期は最短で100日程度まで短縮してしまうため、髪の毛が十分に育つ前に脱落してしまい抜け毛の増加および薄毛の進行が生じてしまうのです。

※1: 毛周期。髪の毛が成長し、生え変わるサイクル

出典:AGAヘアクリニック

デュタステリドの効果

AGAの原因であるDHTは、「5αリダクターゼ」という酵素が男性ホルモン「テストステロン」に影響することで生成されます。デュタステリドは、この5αリダクターゼの働きを抑制することでDHTの生成を阻害し、AGAを改善するのです。

5αリダクターゼにはⅠ型Ⅱ型の2種類があり、Ⅰ型は主に全身の皮脂腺に、Ⅱ型は前頭部・頭頂部の毛乳頭や前立腺に多く発現していることが分かっています。このうちAGAには主にⅡ型の5αリダクターゼが関係していると考えられていますが、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を抑制する効果が期待できます。

同じような作用をもたらす有効成分として「フィナステリド」がありますが、デュタステリドがⅠ型・Ⅱ型の両方を抑制する一方、フィナステリドはⅡ型にのみ作用し進行を抑制します。またデュタステリドがⅡ型5αリダクターゼを抑制する効果はフィナステリドの「3倍」、発毛を促す効果が「1.6倍」とされています。

ここまでの内容を見ると「デュタステリドさえあればいい」と認識されてしまいそうですが、フィナステリドは10年以上沢山の患者様が使用しても大きな副作用がほとんどないという長期的な臨床結果があります。

また費用面でも新薬であるデュタステリドの方が高価になるため、患者様の毛量や懸念点、費用面などを総合的に勘案して内服薬を決定することが重要です。

デュタステリドの注意点

デュタステリドにはAGAに対する高い効果が認められていますが、体への影響が大きい分副作用禁忌も存在します。

【副作用】

国内で行われた長期投与試験において、デュタステリドが投与された120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告されています。主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害5例(4.2%)。そのほか重大な副作用として、肝機能障害や黄疸が認められています。服用に伴って何らかの異常が認められた場合には、治療薬を処方された医師に必ず相談しましょう。

【禁忌】

デュタステリドは妊娠中や妊娠の可能性があるや授乳中の女性は、服用はおろか薬に触れることも禁忌とされています。デュタステリドは経皮吸収されるという特徴があり、動物実験の結果から男子胎児の外生殖器の発達を阻害する可能性が示唆されました。

また幼児や小児に対する安全性や有効性も確立されていないため、投与は認められていません。デュタステリド成分および、他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴がある方重度の肝機能障害がある方なども服用しないようにしてください。

AGA治療薬の個人輸入

デュタステリドをはじめとしたAGA治療薬の多くは、基本的に医師の処方箋なしに入手することはできません。近年では通販サイトなどを経由して海外のAGA治療薬を個人輸入する方も増えているようですが、個人輸入には様々なリスクが伴います。

日本国内で正規に販売される医薬品は「医薬品医療機器等法」という法律に基づき品質のチェックが行われますが、個人輸入の場合は明確なチェック機構が定められていません。日本ではありえないような不衛生環境での製薬、保管も考えられるため、健康に悪影響を及ぼす可能性も否定できないのです。

さらに本物の治療薬に似せた偽造品を購入してしまう危険性もあります。また用法・用量や使用上の注意表記が外国語であるため、正しく理解できないこともあるかもしれません。そのようなリスクの大きさを考えると、国内の医療機関で医師の処方を受ける方が安全性・確実性が高いといえるでしょう。

AGAの治療は早めの対処を

AGAは進行性の脱毛症です。治療せず放置しているだけで自然に状態が好転することはありません。薄毛や抜け毛が少しでも気になるのであれば、できるだけ早い段階で治療することが重要です。

AGAヘアクリニック(以下、当院)は、AGA・薄毛治療専門クリニックです。患者様それぞれの健康状態やAGAの進行度合いに合わせた最適な治療薬を提案しており、デュタステリドを含有したオリジナル治療薬「DUTA」も取り扱っています。診察およびカウンセリングは何度でも無料でご利用いただけますので、薄毛に関するお悩みやご不安がある方はぜひ一度当院へ足を運んでみてください。