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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

湯シャンはシャンプーとの併用がおすすめ! 正しいやり方と注意すべきポイント【医師コメントつき】

シャンプーケア

“頭皮や髪の毛を健康に保つ”などとして、一躍話題となった「湯シャン」。湯シャンとはシャンプーなど洗浄成分が含まれたものを使わず、お湯だけで洗髪することです。

洗浄成分を使用しない洗髪は、本当に頭皮や髪の毛に良い効果をもたらすのでしょうか。今回のAGAタイムスでは、湯シャンの方法やメリット・デメリットなどを紹介していきます。

湯シャンとは

湯シャンとは、シャンプーや石鹸などの洗浄成分を一切使用せずに洗髪することの俗称です。湯シャンのほか「ノー・シャンプー」を略して「ノー・プー」と呼ばれることもあります。

シャンプーの強い洗浄力で、頭皮を守るために必要な皮脂まで洗い落としてしまうと、失われたうるおいを補おうと皮脂分泌が過剰になることがあります。そうなると頭皮がかえって油分でべたつきやすくなるため、それを洗い落とすためにまたシャンプーで洗髪し、また余分な皮脂が出て…という悪循環に陥ってしまうのです。このような事態を防ぐために“必要なうるおいを落としすぎない湯シャンが有効”と考えられています。

湯シャンの方法

湯シャンは特別な薬剤や用具が不要なため、いつでも気軽に始められます。やり方を誤ると頭皮に余分な皮脂や汚れが残ってしまい頭皮トラブルの原因となる恐れがあるため、正しい方法でしっかりと頭皮や髪の毛を洗いましょう。

ステップ1
洗髪前にヘアブラシで丁寧に髪をとかし髪の毛のホコリやゴミを取り除いておくと、頭皮の汚れがより落ちやすくなります。ブラシは動物性のやわらかいものがおすすめです。
ステップ2
40度以下のぬるま湯で頭皮と髪の毛を洗います。指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗うと汚れが落ちやすくなります。爪を立てたり指に力を入れすぎると頭皮を損傷し、炎症を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。はじめのうちは皮脂が落ちにくいこともあるので、慣れないうちは10分程度かけてしっかり洗ってください。
しかし、洗髪時間が長すぎると頭皮に必要以上の負荷がかかってしまう可能性もあるため、慣れてきたら3~5分程度を目安に洗髪してください。髪の毛が長い場合は、手ぐしやヘアブラシで優しくブラッシングしながら洗うと効果的です。ブラシを使う場合は頭皮を傷つけないよう、先端が丸いプラスチック製のものがおすすめです。
ステップ3
洗髪を終えたらタオルで髪をはさみ、押さえるようにして水分を拭き取ります。強く擦ると髪の毛が傷んでしまうため優しく押さえるように心がけましょう。
水分を拭き取ったあとはドライヤーで乾かします。湿潤環境では雑菌が繁殖しやすくなるため、頭皮のためにもしっかりと乾かすことが重要です。ドライヤーは頭から20〜30cmほど離し、温風と冷風を交互に使って根元から乾かしましょう。

◆頭皮の状態で変わる洗い方のポイント◆

乾燥肌の方は湯温を高くしすぎないように注意してください。湯温が高いと頭皮の脂分が落ちすぎてしまい乾燥しやすくなるため、フケやかゆみなどの頭皮トラブルが生じやすくなります。

脂性肌の場合は少し湯温を高めにすると皮脂が洗い流されやすくなりますが、前述の通り湯温が高すぎると頭皮トラブルの原因や皮脂の過剰欠如が生じ、2次性に皮脂の分泌過多が生じることがあるため注意が必要です。38度程度のぬるま湯で行うとよいでしょう。

湯シャンのメリット・デメリット

頭皮や髪の毛に様々な効果があらわれるといわれている湯シャンですが、具体的にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

【湯シャンのメリット】

先述したように、体質によっては洗浄力の強いシャンプーを使用すると頭皮の皮脂が必要以上に除去されてしまい、それを補うために皮脂が過剰に分泌されてしまいます。この場合は、湯シャンを実践することで皮脂の分泌量が正常に回復する可能性があります。シャンプーと比べて、湯シャンは頭皮の脂分を除去する力が低いため、シャンプーと適切に併用することで頭皮の皮脂分泌量を適度な状態に保ちやすくなるといわれているのです。

また、お湯での洗髪を併用することによってシャンプーに配合されている化学物質の刺激を受ける機会が減少し、かぶれや湿疹など頭皮の炎症を生じるリスクが減ることも利点の一つといえるでしょう。さらに毎日シャンプーやトリートメントを使い、なくなる度に購入する費用を考慮すると、経済的な負担を軽減できる点も見逃せないメリットです。

【湯シャンのデメリット】

湯シャンを実践するにあたり、考慮しておかなければならない点も存在します。大量のシャンプーを日常的に使用していた場合、湯シャン併用に切り替えると洗浄感に物足りなさを感じるかもしれません。湯シャンはどうしても皮脂が残りやすくなるため、洗髪後に違和感を感じてしまうことも多いかと思います。

湯シャンの感覚に慣れ、効果を実感できるようになるまでには多少の期間が必要となるでしょう。

はじめて湯シャンをする場合に知っておくべきこと

これまで毎日シャンプーだけで洗髪していた人が急に湯シャン併用をはじめると、皮脂分泌のコントロールが乱れて頭皮がベタついたり臭いが気になってしまったりすることがあります。仕事などで人と接する機会が多い方は頭皮のベタつきや臭いをそのままにしておくわけにもいかないので、そのような不快感を避けるためにも、先述した通り徐々にシャンプーの使用量を落としていく方法がおすすめです。

頭皮状態が悪く皮脂の分泌過多な状態の人は、湯シャン開始直後はまだ皮脂の分泌が活発なため特に皮脂がたまりやすくなることが考えられます。放っておくと薄毛の原因にもなりうる「脂漏性皮膚炎」などを発症する危険性もあるので、頭皮を衛生的に保つことを心がけてください。

頭皮や髪の毛に良いといわれる湯シャンですが、人によっては強いかゆみや炎症を引き起こすリスクもあるといわれています。そのような状態に陥った場合はすぐに皮膚科などで医師の診察を受けましょう。

本当にお湯だけで汚れが落ちるかを気にしている方も多いと思いますが、シャンプーを使用しなくてもある程度の皮脂や汚れを落とすことは可能です。しかし、シャンプーを使用せずに頑固な皮脂汚れや整髪料などを完全に取り去ることは難しいと考えられます。

また欧米の専門家が「頭皮や髪の毛のタイプには個人差があるため、この湯シャン(ノー・プー)がすべての人に良い影響を与えるとは限らない」と述べているように、皮脂量など汚れの度合いは人それぞれです。毎日整髪料を使う、もともと脂性肌であるなど、湯シャンに適していなさそうだと判断できる場合はきちんとシャンプーを使って洗髪しましょう。

湯シャンが向いている人

湯シャンには頭皮の状態や髪質の違い、ライフスタイルなどによって向き不向きがあります。湯シャンが合う人もいれば、毎日ではなく定期的に取り入れた方が良いタイプ、湯シャン自体が合わない人もいます。

もともと頭皮の皮脂分泌量が少ない人は湯シャンに向いているといってよいでしょう。皮脂の分泌量が少ない人は自分の頭皮に適したシャンプーを使用しないと、その強い洗浄力によって必要な皮脂の油分まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥して頭皮トラブルを招く可能性があります。湯シャンとシャンプーでの洗髪を併用することでシャンプーの使用量を削減でき、必要以上に皮脂を洗い流すことがなくなるため頭皮の乾燥予防効果が期待できます。

湯シャンをするならシャンプーの併用から

日頃シャンプーを使用していた場合は洗浄力が強すぎ、必要な皮脂まで失われている可能性があります。その場合、失われた分を補おうと皮脂が分泌過多になるという悪循環に陥ることがあります。

そのため、いきなり湯シャンにきりかえてしまうと洗髪が不十分な可能性があります。その場合はまず湯シャンとシャンプーの併用からはじめ、徐々にシャンプーの使用量を減らしていくことをおすすめします。

また一日に複数回洗髪する習慣がある人は必要な皮脂が洗い流され頭皮が乾燥している可能性があるため、2回に1回は湯シャンだけにするなど、体質に合わせて調整しましょう。

湯シャンを取り入れた直後は洗い足りない不快感があるかもしれませんが、湯シャンとシャンプーの併用を長期的に続けることで皮脂量がコントロールされ、皮脂のバランスが整うと不快感は改善します。

丈夫な髪の毛は健康な頭皮から作られます。健康な頭皮環境を守るためには、湯シャンが一つの有効的な手段といえるかもしれません。しかし湯シャンは人によって向き不向きが分かれます。湯シャンを実践する場合はご自身の体質や頭皮環境を把握したうえで取り組みましょう。

本来の機能を取り戻した頭皮からは健康で丈夫な髪の毛が育ちやすくなるため、抜け毛予防も期待できます。しかし効果を感じるまでの期間には個人差があるため、継続して行うことがポイントです。

頭皮に異変を感じたら専門のクリニックへ

湯シャンやシャンプーは頭皮環境を健全に保つうえで有用ですが、それだけでは限界があります。普段から意識して頭皮や髪の毛のセルフケアをしているにもかかわらず、頭皮にかゆみや湿疹、抜け毛などの違和感を感じたら、皮膚科や薄毛治療専門クリニックなどで医師の診察を受けましょう。

AGAヘアクリニック(以下、当院)はAGA・薄毛治療専門のクリニックです。プライバシーに配慮した完全予約制の個室対応なので、人目を気にせず安心して治療を受けられます。頭皮のお悩みや湯シャンについてのご相談、抜け毛や薄毛に関してのお悩みがある場合はぜひ一度当院へお越しください。