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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

【医師が教える】髪の「分け目」がはげる原因と対策

生活ケア

一般的に男性に多く見られる「つむじハゲ」や「M字ハゲ」と異なり、性別や年齢を問わず起こりうる「分け目」の薄毛。分け目の部分が薄毛になると髪全体のボリュームが減ったように見えるため、老けた印象を与えてしまう可能性が考えられます。今回のAGAタイムスは分け目の薄毛の原因やその予防策を解説します。

分け目ハゲの主な原因①:紫外線

分け目ハゲを招く原因の一つは「紫外線」です。つむじ付近や分け目の部分は髪の毛に覆われづらいため、地肌が日差しに晒されやすく、紫外線の影響を受けやすい部分であると考えられます。

紫外線の影響は皮膚の表面である「表皮」だけでなく、皮膚の奥にある「真皮」にまで届くため、肌の乾燥や日焼けのほか髪の毛の元となる「毛母細胞」や「毛包幹細胞」を損傷させる可能性があります。毛母細胞や毛包幹細胞が損傷すると髪の毛が正常に育たなくなるため、薄毛や抜け毛が発生する恐れがあります。

分け目ハゲの主な原因②:食生活

髪の毛を育む細胞は、主に食事から摂取した栄養素などによって成長し維持されています。栄養バランスの悪い食生活を送っていると髪の毛の成長や健康な頭皮環境の維持に必要な栄養素が不足し、正常な育毛が妨げられることが考えられます。育毛が妨げられ抜け毛や薄毛が進行することで分け目の薄さが目立ちやすくなる可能性があります。

分け目ハゲの主な原因③:睡眠不足

睡眠は体の成長や回復に欠かせない生理的機能です。深い眠りに入ることで細胞生成に携わる「成長ホルモン」が分泌され、体の各器官に成長や回復を促します。髪の毛も細胞が活性化することによって生成されるため、成長ホルモンの分泌が低下すると髪の毛の成長にも悪影響が出る可能性があります。

成長ホルモンの分泌は睡眠時に活発化するといわれていますが、中でも最も成長ホルモンが分泌されるタイミングは入眠から3時間後と考えられています。そのため慢性的な睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと成長ホルモンが十分に分泌されず、正常な育毛が妨げられる恐れがあります。

分け目ハゲの主な原因④:慢性的なストレス

ヒトはストレスを受け続けると自律神経に乱れが生じ、血行不良を引き起こす可能性があるといわれています。正常な育毛に必要な栄養素や酸素は、主に血液によって運ばれ毛根に供給されます。そのためストレスによる血行不良の状態が続くと育毛に必要な栄養素が十分毛根に供給されなくなり、分け目だけでなくつむじや前頭部など他の薄毛にも影響を及ぼす恐れがあります。

分け目ハゲの主な原因⑤:髪の毛の牽引

個人差はありますが髪の毛には生え方の癖があるため、ブラシやくしを通しても自然と同じ位置に分け目ができてしまうことがあります。しかし毎日同じ位置に分け目を作っていると、長時間同じ方向に髪の毛が引っ張られるため頭皮や毛根に負担がかかり、抜け毛に繋がる可能性があります。その他にもポニーテールなど、髪の毛が牽引される髪型を長時間続けていると抜け毛や薄毛の原因になりかねません。

このようにある特定の部分の髪の毛が長時間牽引されることによって起こる薄毛を「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」といいます。分け目が薄くなる原因にはこの牽引性脱毛症も挙げられます。

分け目ハゲの予防法

分け目の部分に限らず、薄毛や抜け毛には原因ごとに適した予防法があります。日常生活の中で実践できる方法がいくつかあるため、分け目の薄さが気になる場合は意識していくとよいでしょう。

①紫外線ダメージを軽減する

分け目ハゲの原因になり得る紫外線を予防するには、帽子の着用など物理的な頭皮の防御が有用とされています。また快晴時と比べ、薄曇りの日では約80〜90%、日差しの弱い曇りの日でも約60%ほどの紫外線が降り注いでいるといわれています。

そのため分け目部分の抜け毛や薄毛を予防するために紫外線を遮断するには天候に関わらず帽子を被るとよいでしょう。

しかし帽子の素材によっては長時間の連続使用で頭皮が蒸れてしまい、頭皮トラブルを招く可能性があります。特に湿度の高い時期は帽子の中が蒸れやすくなるため、コットンなどの通気性に優れた素材の帽子を選ぶことをお勧めします。帽子の他には日傘や日焼け止めヘアスプレーなどの使用も紫外線対策に有用だといわれています。

②定期的に分け目や髪型を変える

分け目ハゲの予防法の中で最も手軽な方法は定期的に髪型を変えることです。紫外線を浴びたからといって、その後すぐに薄毛になるわけではありません。そのため定期的に髪型や分け目を変えることで分け目ハゲになるリスクを抑えることができます。しかし、長い時間をかけてついた髪の毛のクセは簡単にとれないこともあるため、分け目を変えるためには多少のコツが必要といえます。

分け目を変えるためのポイントはいくつかあるので、ぜひ参考にしてみてください。

◆分け目の変え方◆

1. 髪の毛は乾かす前にとかす
お風呂上がりやシャワー後など、髪の毛を乾かす前にはブラシなどでとかして現在の分け目と逆方向に髪の毛の流れを作ります。分け目部分の髪の毛をつまむようにして根元を持ち上げながらドライヤーで乾かします。
2. 頭頂部は真上からしっかりと乾かす
分け目部分が乾いてきたら、今度はつむじのあたりから前髪を下に流し、ドライヤーの風を真上から下に当てます。この際、ロールブラシなどを使って髪をやさしく固定しながら乾かすとよいでしょう。また半乾きの状態では元の分け目に戻ってしまう可能性があるので、しっかりと乾かすことがポイントです。
3. 新しい分け目を作る
髪の毛が完全に乾いたら、新しい分け目を作ります。はじめのうちは元の分け目に戻りやすいため、新しい分け目をピンなどで固定して作ると効果的です。1~2週間続けるうちに新しい分け目が定着してくるでしょう。

③栄養を考慮した食事にする

栄養バランスを考えて食事をすることはもちろんですが、体の機能を正常に保つためにも、育毛や健康に効果的だといわれる栄養素を意識して取り入れてみるとよいでしょう。

【髪の成長を助ける栄養素】

◆ビタミンC・・・レモン、キウイフルーツ、いちご、ほうれん草、キャベツなど
ビタミンCは毛包幹細胞が維持される「コラーゲン」を生み出す働きをサポートするといわれています。ビタミンCは体内生成が不可能なビタミンであるため、ビタミンCを補うためには食べ物などから補給する必要があります。
◆ビタミンE・・・アーモンド、うなぎ、小麦胚芽、かぼちゃ、卵など
ビタミンEには血液中の血しょうのバランスを保ったり赤血球膜を強くしたりと、正常な血流をサポートする働きがあるため、育毛環境作りに役立つと考えられます。また抜け毛の一因となりうる「過酸化脂質」の増加を防ぐ作用があり、抜け毛予防に期待が持てるといわれています。
◆亜鉛・・・牡蠣、レバー、牛肉、納豆など
亜鉛は髪の毛の主成分である「ケラチン」の生成をサポートし細胞の老化を抑制する働きを持ち合わせているといわれています。また亜鉛欠乏に至ると抜け毛の症状が出現することがあるため、亜鉛の摂取は抜け毛予防にも有用だと考えられています。

育毛に良い影響を与えるとされる食材を日頃の食生活に取り入れることで、分け目ハゲの予防に繋がることが考えられます。しかし、特定の食材による栄養素の過剰摂取や偏食は禁物です。さまざまな栄養素を含む食材は多量摂取によって効果が増すわけではないため、適度な摂取量を心がけましょう。

④頭皮ケアをする

分け目ハゲを予防するためには髪の毛や頭皮のケアも有効です。一般的な頭皮ケアの一つに「シャンプー」があります。シャンプーは頭皮の皮脂や汗、埃などを洗い流すことで頭皮を清潔に保ち、育毛に良い影響を与えます。しかし、シャンプーには界面活性剤と呼ばれる洗浄成分が含まれているため、1日に何度もシャンプーをしていると頭皮の皮脂を落とし過ぎてしまい、頭皮の乾燥を招きやすくする恐れがあります。皮脂には頭皮を紫外線や乾燥から守る役割があることから、適度に残した状態が育毛に適した頭皮環境だといわれています。

シャンプーに使用される界面活性剤には洗浄力が強いとされている「高級アルコール系」や比較的洗浄穏やかとされる「アミノ酸系」、自然由来の原料で作られた「石鹸系」などがあります。一般的にドラッグストアなどで購入できるものは高級アルコール系シャンプーが多く、比較的安価で手に入れることができます。乾燥肌や敏感肌でお悩みの方は、洗浄力が穏やかなアミノ酸系シャンプーを試すのも一つの解決策になるでしょう。

また、洗い方にもポイントがあります。まずは、ぬるめのお湯を使って予洗いをしましょう。お湯だけで大まかに汚れを洗い流してから、シャンプーをしっかり泡立てて頭につけていきます。指の腹を使い、頭皮をマッサージするように洗いましょう。最後に、しっかりとシャンプー液を洗い流します。洗い残しはかゆみや炎症などの皮膚トラブルを招く恐れがあるので、すすぎにも十分時間をかけることが大切です。

薄毛の原因はAGAの場合も

分け目の薄毛の原因は主に生活習慣などが考えられますが、つむじ周辺や額の生え際に起こる薄毛はAGA(男性型脱毛症)の可能性が考えられます。AGAは、男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」が髪の毛の生え変わるサイクルに悪影響を及ぼすことで発症する脱毛症です。DHTは男性ホルモンの一種である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」と呼ばれる体内の還元酵素と結合することで生成されます。AGAによる薄毛はDHTが男性ホルモン受容体と結びつき、脱毛因子が発生することで徐々に進行していきます。

AGAは進行性の脱毛症であり、自然治癒は見込めません。症状を抑制するためにはAGA治療専門クリニックなどで適切な治療を受ける必要があります。治療方法はいくつかありますが、5αリダクターゼを抑制する有効成分「フィナステリド」や「デュタステリド」を配合した内服薬の処方が一般的です。これらは医師の処方箋が必要な薬であるため、治療を始めたい方は一度AGA治療専門クリニックへ行って診察を受けるとよいでしょう。

また女性もホルモンバランスの乱れによって薄毛になる場合があります。女性は卵巣から女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが分泌されています。女性が男性に比べて薄毛になりにくいのは、このエストロゲンに髪の成長期を伸ばす働きがあるためだといわれています。しかし、加齢などによりホルモンバランスが乱れると女性ホルモンの働きが低下するため、女性でも薄毛になる恐れがあります。このような症状の薄毛はびまん性脱毛症とされ、「FAGA(女性男性型脱毛症)」や「FPHL(Female Pattern Hair Loss)」などと呼ばれています。

分け目の薄毛の改善はAGAヘアクリニックへ

分け目の薄毛はAGAによる前頭部や頭頂部の薄毛なのか、生活習慣などによる抜け毛の増加なのか、素人の目では見分けがつきにくいといえます。そのため、少しでも薄毛が気になった場合はAGA治療専門クリニックなどで医師に相談することをお勧めします。特に男性は分け目だけでなく、つむじ周辺や額の生え際が薄毛になりやすいといわれているため、そのような箇所に薄毛の兆候があらわれたら、生活習慣を見直すことはもちろん、薄毛治療を検討してみるとよいでしょう。当院では医師による診察やカウンセリングは無料で行なっております。男性に多いAGAや女性に多く見られるびまん性脱毛症などさまざまな症状に合わせた治療を行っているため、薄毛の不安を抱えている方はぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。