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医師が教える薄毛やAGAの治療・対策メディア

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【医師が教える】女性に多い抜け毛を伴う病気の種類

毛髪・頭皮ケア

年齢や性別に関わらず、髪の毛は一定の周期で生えては抜け落ちるサイクルを繰り返しています。1日の抜け毛が自然な量であれば心配ありませんが、抜け毛がいつもと比べて極端に多いと感じる場合、少し注意が必要です。特に女性に起こる大量の抜け毛は、病気の合併症である恐れもあります。

今回のAGAタイムスでは、女性に起こりやすい抜け毛を伴う可能性がある病気をご紹介します。病気によって起こる抜け毛を抑えるためには、原疾患(抜け毛を起こしている病気)を治療することが最優先です。思い当たる症状がないかチェックしてみてください。

まずは日々の抜け毛チェックから

髪の毛は健康な場合でも1日に50~100本程度は抜け落ちており、再び新しい髪の毛が生えるサイクルを繰り返しています。これをヘアサイクル(毛周期)といいます。日々、抜け毛の量を気にしている方はそれほどいないかもしれません。しかし寝起きの枕元や浴室の排水溝に大量の抜け毛を見てしまうと「もしかしてこのまま薄毛になるのでは……」と心配になってしまうことがあるでしょう。抜け毛の量だけで病気か否かを判断することは困難ですが、抜けてしまった髪の毛の状態をひとつの“判断材料”にすることは可能です。

例えば、抜け毛が細く短いものが多かったり毛根が痩せていたりすると、何らかの病気や栄養失調の疑いがあります。また毛根にしっぽのようなものが付いていたり、形がいびつであったりした場合も何らかの疾患が関係している可能性があるので、少し気にかけた方がよいかもしれません。

抜けた髪の毛がそのような状態だからといって必ずしも体に異常が生じているわけではありません。ただし、心当たりがある場合は早いうちに医師の診察を受けることをお勧めします。

抜け毛の症状を伴う疾患:1 膠原病

膠原病(こうげんびょう)は病名ではなく、自己免疫疾患やリウマチ疾患など、全身に炎症を引き起こすさまざまな病気の総称です。特に若い女性に多い病気で、一度発病すると完治が難しいため、膠原病の多くが指定難病とされています。症状としては、抜け毛の他に発熱や発疹、手足のしびれ、血色不良(肌色の悪化)、リンパ腫脹、爪の変形、目や口の乾燥など症状も多様です。

膠原病の中でも抜け毛が起こる代表的な疾患として「全身性エリテマトーデス」が挙げられます。次第に細く脆い髪の毛になっていくことが特徴とされており、脱毛が起こると部分的に円形の薄毛状態となる場合があります。また円形脱毛症を併発することも多いなど、脱毛症状はさまざまです。原因や治療法が確立されていない膠原病は、脱毛の発症原因もまだ明らかになっていません。

抜け毛の症状を伴う疾患:2 甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺の働きが悪くなることで甲状腺ホルモンの分泌が減り、さまざまな症状を引き起こす疾患です。甲状腺機能低下症の原因の多くは「橋本病(自己免疫性慢性甲状腺炎)」です。男性よりも女性に多く、中でも30〜60歳に多く見られます。甲状腺ホルモンとは身体にエンジンをかけるホルモンです。そのため甲状腺ホルモンの分泌量が減少すると、全身倦怠感などが生じます。ほかにも肌が極度に乾燥したり、抜け毛の増加などが挙げられます。

甲状腺機能低下症罹患時に生じる抜け毛は「休止期脱毛」に分類されます。全体的に細く乾燥した髪の毛であることが特徴的です。さらに眉毛の外側1/3が脱毛する「ヘルトーゲ徴候」が認められる場合もあります。その他にも、むくみや冷え、便秘、体重増加、月経異常などがあらわれることもあります。

抜け毛の症状を伴う疾患:3 亜鉛欠乏症

必須微量元素である亜鉛が欠乏すると皮膚炎や脱毛など、さまざまな症状を引き起こします。亜鉛欠乏症は女性に多く見られる疾患だとされており、特に妊婦や授乳婦は亜鉛欠乏になりやすいため注意が必要です。

皮膚や髪の毛には体内亜鉛の約8%が存在し、表皮の蛋白合成にも関与しています。そのため亜鉛欠乏が生じると皮膚や表皮の変化がみられ、皮膚炎につながることがあります。

亜鉛欠乏症による脱毛に関しては毛包周辺の皮膚障害によって発症すると考えられており、機械的刺激を受ける後頭部から頭部全体に拡大することもあるようです。また髪の毛だけでなく眉毛なども抜けて全身が脱毛状態になったり円形脱毛症を発症するケースもあります。その他にも亜鉛欠乏症を発症することで味覚障害や貧血、口内炎などの症状があらわれることもあります。

病気に伴う脱毛が起きた場合は

薄毛や抜け毛が気になり始めると育毛剤などのヘアケア商品に目がいきがちですが、脱毛の原因が病気である場合は、まず医療機関を受診して病気を治療しなければ改善は見込めません。病気が治り体力も回復してきたら、あらためてヘアケアを行いましょう。

ヘアケアとしてはシャンプーを低刺激性の商品に変えることも効果的です。また血行を促進するために頭皮マッサージを行うなど、髪の毛が生えやすい頭皮環境に整えることで、病気によって抜けてしまった髪の毛も徐々に改善が期待できるでしょう。

性別によって異なる薄毛の原因

男性と女性では薄毛や抜け毛を招く原因が異なるケースも少なくありません。男性の場合「AGA(男性型脱毛症)」が原因で薄毛や抜け毛を発症することが多いとわかっています。AGAは男性ホルモンの影響でヘアサイクルが乱れ、抜け毛が起こる脱毛症です。女性もホルモンバランスの乱れなどによって抜け毛が増加する場合がありますが、それによって薄毛になることは男性に比べ少数です。そのため特に女性では抜け毛の影に、病気が潜んでいる可能性があることを忘れないようにしましょう。

ここまで紹介した病気は女性の発症が多く、抜け毛の症状もAGAとは異なります。“急に抜け毛の量が増えた”と感じたり、“髪の毛が抜ける箇所に偏りがみられる”などの傾向がある場合は、ご自身で解決しようとするのではなく、医師の診察を受けましょう。

原因がわからないときはAGAヘアクリニックへ

薄毛や抜け毛の原因はひとつではありません。病気による合併症や生活習慣の乱れなど、医療機関で診察を受けなければわからないこともたくさんあります。しかし、ただ単に「抜け毛が増えた」と感じただけでは、どの医療機関を受診すればよいのかわからない場合もあるかもしれません。少しでも抜け毛の量に不安を感じた場合には、放置はせずにAGAヘアクリニックにご相談ください。

AGAヘアクリニックは薄毛治療専門の病院です。AGAの治療はもちろんのこと、女性の薄毛治療も行っております。当院では専門の医師のもと、症状に合った適正な治療を行っているため、薄毛の原因がわからない場合でもお気軽にご来院ください。万が一、病気に付随する脱毛の可能性がある場合には、疾患に合った病院をご紹介させていただいておりますので、ご安心ください。